こんな人の裏側。

小説を書くにあたって思った事をつらつらと。後使って便利だった物とか。

(初心者が伝える)スクロールアニメの作り方

 

突然ですが私、20年ほど前にNHKで放送していたアニメ「コレクター・ユイ」の1部EDが大好きでして。

 

1枚絵の外側を一周スクロールして最後に中央のイラストからフェードアウトして全体図が見えるという視点をずらしただけのシンプルなものなのですが1人1人のキャラが際立っててこれが素敵で憧れで。

 

動くアニメーションはセル画を1枚1枚書き起こさないといけないので大変ですが1枚絵なら自分にも出来るんじゃないかなぁ、いつか作ってみたいなぁと当時の私は強く思った訳です。

 

そしてそこから20年も経った今……個人が3Dアニメも作れる時代、自分でもカッコいいスクロールアニメが作れるんじゃないかと思い作ってみました。それがこちらです。

 

https://twitter.com/kotorikawa1015/status/1556881930288635905?s=20&t=yKQriyp03xRjCmReWV-fZw

 

中央には主人公とWヒーローの一枚絵を描きたいんですがこれでもう完成で良くない?と思うくらい良い仕上がりになったと思います。

 

一応途中制作過程も。

https://twitter.com/kotorikawa1015/status/1555829806184275968?s=20&t=THW_6vEWcYI2b5fLVVTMOQ

 

今の時代はフリーの歌素材なんて凄い物があるんですね。探してみたら自作品にピッタリな歌を見つけたのでこれはもう作るしか無い!と創作意欲が掻き立てられて初めての動画制作に至りました。

 

そんな訳で今回は小説に関してではなくイラストと簡単な動画の作り方について備忘録も兼ねて紹介したいと思います。色々詰まってかなりの時間が溶けたので……。

 

今回必要になるのは

 

・1枚絵

 1周スクロール用に限らず縦スクロール用でも横スクロール用でも拡大用でも渾身の一枚をどうぞ。複数枚で作ってみたいという方もまずスクロールワンシーンを作る感覚で見てもらえればと思います。

 

・流したい音楽

※私はフリー音楽素材サイトの魔王魂様の楽曲をお借りしました。無料で使える音楽サイトと一言に言っても著作権があるのでどんな曲も好き勝手に使用して良いという物ではありません。商用不可だったり使用表記必須など規約はサイトそれぞれ違うので規約はしっかり読みましょう。

 

・動画編集ソフト(私はクリップスタジオEXを使用しています。

(カメラワーク付けるだけだし1枚絵なら多分PROでもいけるんじゃないかなぁ……使えなかったらごめんなさい……!)

 

以下クリップスタジオEXの利用を前提とした書き方になっています。

 

・まず上部左側ウィンドウの「ファイル」→「新規」→「アニメーション」を選択します(映画のフィルムみたいなマークです)。

 

※ここで色々項目が表示されるんですがとりあえず

・基準サイズがアニメに映る範囲

・作画サイズがベースになるイラストの大きさ

今回は作画サイズだけイラストに合わせておけばいいです(タイムラインとかフレームレートとか未だに理解できてませんからね私)。

 

真っ白い用紙データが出来上がったら次は音楽とイラストを取り入れます。

※元々ある「アニメーションフォルダ」はスクロールアニメでは使わないのでまるっと削除してOKです。用紙は残してます。

 

・音楽を読み込みます。

ファイル→読み込み(真ん中あたりにある)→オーディオから読み込みたい音楽を選択。

音楽の再生時間分秒数とか勝手に設定されます。これをベースに方向転換や字幕・場面切り替えのタイミングを考えます。色々夢が広がりますね。

 

・音量調節

データ化した後爆音が響く事があるので音量を控えめに設定しておきましょう。

左側に表示されている<立方体に矢印向けてるアイコン>から「オブジェクト」を選択→下部に表示されているタイムラインパレットの取り込んだ音楽の部分をクリックすると左側のサブツール欄に音楽のどのあたりから開始するかの設定と音量項目が表示されます。

 

音量設定するとそこのコマに◆がつきます。これは「キーフレーム」といってスクロールアニメを作る上で重要な物になります。一応私は最初の方と最後の方で同じ音量を設定しています。

 

◆を右クリック→「キーフレームを等速補間に変更」で緑色に。他の保管方法と違いがわかりませんが私と同じような感じにしたければこれにした方が良さそうです

 

(音量、最初は20~50位をオススメ。編集中に聞く音量とSNSにあげた時に流れる音量が違う感じがあるのであれ?小さくない?って思った方が視聴者の耳に優しい。)

 

音楽に関しては特にメリハリ付けたいとかそういうのがなければこれで設定終了です。

 

次にイラスト。

 

・上記ウィンドウの「アニメーション」→「アニメーション新規フォルダ」→「2Dカメラフォルダー」を選択。

 →「カメラ1」フォルダができるのでそこにイラストをコピペします。

 

(私の場合はイラスト用データを「表示レイヤーのコピーの結合」で出来上がった物を貼り付けてます(つまりレイヤーが別れているイラストデータは別に。画像サイズはアニメの余白部分込みの画像サイズ(画像サイズはウインドウに表示されてます)にしておくと何か違うってなった時でも手軽に修正した時に位置調整の必要がなく貼り付けるだけでいいので楽です。データが重くなってくると動作も鈍るのでイラストとアニメーションは別にしておいたほうが良いと思います)。

 

「アニメーション」→再生設定「2Dカメラをレンダリング」するにチェック付けてください。これで動画データと同じような再生の仕方になります。作者これ知らずに最初何度もデータ化して確認してました。

「アニメーション」→「2Dカメラの枠を表示する」も付けておくと分かりやすいと思います。

 

これで下準備完了です(漏れてる部分があったらしれっと追記するかも)。

 

◆1個につき1つフレーム(イラスト部分に表示されている青枠)がついています。まず開始場所に1個。そこから最後に移動させたい場所、あるいは方向転換させたいタイミングで◆を設置して青枠を動かしたい位置まで移動させます。

 

・青枠の動かし方……カメラ「フォルダ」に焦点をあてて左側の立方体矢印アイコン→「オブジェクト」を選択したら動かせるようになります。

イラスト描く時はイラストレイヤで色々しますけどカメラ動作に関してはキーフレームもカメラの動きも全てカメラフォルダで処理します。

 

参考に自作アニメのキーフレーム設置パターン。

 

 

1は開始、2、3、4は方向転換、5、6や8,9はは動きを少し止めるために全く同じ青枠(キーフレームはコピーと貼り付けができるので)を少し距離を離して設置しています。青枠は拡大縮小できるので7に設置した枠は小さく、8は画面いっぱいに広げています。

 

単純な横スクロールや縦スクロールなら最初と終わりの◆の設定で良いのですが今回のようなスクロールや複数枚利用のスクロールの場合切替のタイミングも大事です。

 

再生ボタンを押すと動画が再生され赤枠が表示、自動追尾されるのでこの辺りで方向転換、と思ったら停止ボタンを押してタイムライン欄に表示されているカメラフォルダ列を右クリック→「キーフレームの追加」で◆を追加していきます。

この時音楽がついているとこの作業がかなりやりやすいと思います。ちなみに◆はカーソルで掴んで移動できるので細かな微調整も簡単です。

 

・字幕入れたい

フォルダを新規作成してそこに1行ごとのテキストレイヤーを作成します。カメラフォルダより上の位置におかないと見えないです。位置はイラストの右上隅の辺りに。調整の為にまず一個テキストレイヤーを作って良い位置に入ったら残りも追加していくようにします。カメラワークに合わせて表示されます。

 

複数枚イラストの切り替えや音楽に合わせて字幕を上乗せする場合はイラストやテキストレイヤーそのものを切り替える必要がある場合◆とかを置くのではなく「表示開始フレームにする」「表示終了フレームにする」でレイヤー表示の開始終了を調整します。これも音楽聴きながら設定すると楽ですね。

 

私これ全部手づかみで調節していた苦痛の時間があったのですがこれを活用して凄く楽になりました。

色々動きをつけるとなると物凄く大変な作業になりますが絵にカメラワークと音楽が加わるだけで凄くアニメっぽくなりますので絵を描く皆様もここを読んで少しでも気軽にスクロールアニメを楽しんで頂けたら幸いです。